もうあれから10年ですか。早いものですね。
とはいっても10年前の写真なんてないのですが、一応あの改正で変わったもの等々振り返りつつ、という感じでしょうか。
1.新しくできたもの
①東北新幹線 八戸~新青森間
それは、そう。
自称・青森県人の管理人大歓喜。それまで八戸で特急に乗り換えて弘前に帰っていましたが、新青森まで新幹線で行けるようになり一気に所要時間が短縮されました。確か八戸→青森ってノンストップ爆速つがる号でも1時間弱かかっていたように思いますが、新幹線なら八戸から新青森まで25分程、感動でした。精神的には2時間ぐらい青森が近くなったとさえ思います。当時の新幹線開業のプレスリリースをほじくり返すと新青森→東京最速3時間20分!なんて書いてありましたけど(懐かしい)、今は3時間を切る便もあると思うといろいろエモいです。
フルカラーLEDや車内コンセントなどで皆様からモテモテであろうE2系のJ70編成以降もこの改正の頃にデビューしました。E5系が間に合わない事が理由ってどこかで見聞きしたんですけど、ソースが探しても見当たらないので何とも。
新青森発一番列車はJ75編成だった記憶がうっすらとありますが、JRさんの粋な計らいでしょうか。…そんな奴らも今では新ニシに転属していますので、東北新幹線でお目にかかる機会は少ないかもしれませんけどね。 E2系が新青森どころか盛岡さえも定期運用で来ないのはいささか寂しいものです。
② 新青森発着特急の新設
…という書き方が正しいのかはわかりませんが、それまで八戸発着だった特急スーパー白鳥・白鳥は新青森発着になりました。国鉄末期にぽつんと作られた1面1線の小さな駅が大躍進ですね(?)。ちなみに折返し作業のため、回送で津軽新城まで入線していました。
長い事みんな大好き苗穂工場で熟成発酵していた785系付属編成が300代に改造され(登場自体は新幹線開業より8カ月ほどだったかと思いますが)、増結車として789系と共に運用されていました。クソガキなので親の金で買ってもらった鉄道ファンか何かの記事ではつがる号のHMを出している写真もあったような…新幹線開業前には確かつがる4号か6号かわからないですけど青森発八戸行つがるがあって、それが所定789だった気がしますが8連だったのかな? やっぱりあの頃に撮り鉄したかった…orz
ひえ~悲惨。485系3000代というと未だにはつかりのイメージがある(乗ったことないけどね)んですけど、それはさておきこのおじいちゃんが青函トンネルを140㎞/hで爆走していたって冷静に考えてすごくないですか?
③ HB-E300系の青森地区進出
リゾートしらかみの青池編成の写真がなくてスンマセン。新幹線開業に合わせたのか、既に長野地区で実績のあるHB-E300がリゾートしらかみ号青池編成とリゾートあすなろ号に導入されました。あすなろは一度だけ乗ったことがありますが、非常に快適で人権の塊といった感じでした。いや~青森に帰りたい!w
橅編成はなんかよく会います()。この車両自体は新幹線開業より後の導入ですが、置き換えられたキハ48の橅編成があきた港クルーズに改造されたのに今年に入って廃車になってしまったのはもったいなく感じます…元青池は今でも生きているのにね。
④ 青森~秋田に新たに特急つがる号が設定される
かもしかの代替ってだけですけどね。
わかりにくいですが485系3000代の4連が投入されました。定期のつがる1号~8号のほか、臨時つがる51号~54号なんてのも青森と大館の間に設定されていた記憶があります。これ青い森鉄道線内の浅虫温泉から青森まで快速(52号だけね)だったり臨時のくせにほぼ毎日運転だったりとなかなかの曲者だったんですけど、北海道新幹線開業の頃にはひっそりと姿を消していました。その頃には定期つがるも減便されましたしね。青森5時台発のつがる2号が懐かしい。
みんな大好きE751系は例の改正で一旦運用を離脱後、4連に短縮され翌年4月から現在のつがる号で活躍しています。中間のモハユニットは多客期の増結を見込んで残されていたそうですが、結構前に廃車されてしまいました。6連つがるの方が圧倒的に思い出が多いのにこれはいけない。
2.なくなったもの
① 東北本線の昼行特急列車・同線八戸以北
それは、そう。それまでは八戸から特急つがるが弘前へ、特急白鳥とスーパー白鳥が函館まで運転されていましたが、書くまでもなくなくなりました。
② 奥羽本線の一部特急列車
写真なんかないけど特急かもしか号がこれにて廃止、つがる号へと名称と車両が変わりました。ロザに霧〇峰が設置されていたり独特な色だったりとこれまた曲者だったかもしか色の485系1000代はしばらく臨時用に残ったのち臨時つがるに充当されていた記憶があります。
また特急いなほ号はこの改正まで青森までの運用がありましたが、つがる号に秋田以北を分離する形でこれもさようなら。…ってこれあと10年早く生まれていたら奥羽北線で撮り鉄しようもんなら被写体が豊富すぎて倒れていたに違いないじゃないか!!!()
最後に
ダイヤ改正って消える列車もあれば新しく生まれる列車もあり、やっぱヲタクには一大イベントですよね()。僕個人としては新青森開業前が青春のような気もする(小学生でしたけど)ので、この頃に撮り鉄ができていなかったのが非常に悔やまれます。
が、それはさておき。青森に生まれ千葉に育った管理人としては、生まれ故郷への所要時間が短くなったというそれだけで充分に嬉しかったのを鮮明に覚えています。先ほども書いた通り、大好きな故郷が2倍にも3倍にも近くなりました。青森に生まれた人間として、開業に携わられた全ての方に感謝しております。
今では新型(といっても営業開始からそろそろ10年ってマジか…)のE5系、5年後の北海道新幹線開業と共にデビューした木古内さいかちゃんH5系が当時より速く快適な移動時間を提供してくれるので更にふるさとが近くなったと感じます。弘前生まれなので特急つがるに乗れても短時間だったり寝れば北海道だったりというのはさておき、です。
このグダグダな記事で言うのもアレかもしれませんが、東北新幹線全線開業10周年、本当におめでとうございます。ふるさと行の新幹線、今は簡単に帰れないけど、これからも(多分)世話になるのでよろしくね。