おはようございます。昨日の記事もご覧くださった方はご存じかもですが、この記事の写真の撮影・乗車日の前の日にスマホを高崎駅で落としました。流石にスマホをおいて帰る訳にも行かないので、痛い出費だけど高崎で1泊。
翌日にモントレーさんの案内窓口で感動の再会を果たしたわけだけど、このまま帰るのはなんか宿泊費の元を取れない気もしたので(これが本当のモトトレイン)、ダメもとでみどりの窓口に行き、横川14時15分発の臨時快速「SLレトロぐんま横川」に空席がないかと問い合わせてみようと思う。
MV(指定席券売機)で買えたらいいんだけど、どういう訳かダメだったので窓口に行きました。でもMVやえきねっとが使えなくなるぐらい今まで日本の発展に尽力されてきたお年寄りで混んでいたので、とりあえず何か食べに行きましょう。
駅の西口の駅そばでカレーライスとコロッケをいただきました。腹減ってたんだもん。前の日にスマホを落とす前にいただいたラーメンもとっくに消化しちゃったし。
食べ終わったので再び窓口へ。最初の時点で整理券は取っていたが余裕で間に合った。私の番が来たので、ダメもとで「SLレトロぐんま横川の空きなんてないですよね?」と伺ったところ、担当の駅員さんは爆速で確認してくださり、「3席空いていますのでお取りいたしますね!」「隣がいる席ですがよろしいですか?」といった感じで確保してくださった。結局あの列車は満席での運行だったので、駅員さんのおかげで私が乗れたことになる。高崎の窓口の駅員さん、その節は本当にありがとうございました。
で、
横川までのローカルまで時間があるので、改札内の駅そばで今度はたぬきうどんを食すというね。腹減ったし、スマホが無事に見つかって安心しちゃって(照)。駅そばっていいよね。
食事も終わったので、それではぼちぼち横川を目指そう。その前に、発車までの20分で撮れるものは撮っていきたい。記事になるからね。
こちらは私が乗っていく信越本線の列車。スマホで適当に撮っちゃったのでまた後述いたします。
7番線に停車中の列車は上越線の水上行。これに乗って水上に行くのも悪くはないけど、でも今回は横川からSLレトロぐんま横川に乗るのでこちらには乗れない。久しく在来線で上越国境を越えていないので、次に新潟に行くときは在来線で行ってもいいかもなあ。
私が乗っていくのは211系3000代A33編成。前からクモハ、モハ、サハ、クハの4両編成。御手洗のある最後尾に乗っていたんだけど、それはもうガッツリと寝落ちさせていただいた。オールロングでもその気になれば酒も飲めるしね(寝てて飲んでないけど)。久しぶりにゆっくりと211系に乗れてよかった。
こちらは両毛線からの列車。高崎の211系は現在3000代だけ(1000代は長野総合車両センター所属)だが、3000代でもA36編成を除いて全て前面幕がLEDなので、こうしてエキセンで撮らない限りはもう粉砕以外の手段がないのは撮り鉄的には痛いところ。まあ思い切って粉砕するのもまた楽しいんだけどね。LEDブン流しイキリマウンティング小僧にこんなこと知られたらまたバカにされちゃうね(笑)。御社のバスは絶対に乗らないからな。社会人というのはそういう責任が付きまとうんだよ。
なんで前面だけLEDで側面の幕は幕のままなんだろう。それはさておき、今度はちゃんと沿線で撮りたい車両。やはり211系っていいな。房総色も撮れていたらよかったのになあ。
一昔前ならこれは115系や107系だったことだろう(その頃も211系自体はいたけれど)。その頃にもう少し大回りで来ておけばよかったのになと思いつつ、でも一応1回だけ来ているのでいいでしょう。その時の帰りは大宮までリゾートやまどりに乗ったなあ。懐かしい。
先ほどの水上行もヘッドライト点灯、まもなく発車です。どこぞの新京成みたいなオートライトではない模様。もうそれいじるのやめてあげなよ(笑)。
高崎感満載の案内。これ好きだなあ。特別快速を詰め込んでいるのなんかもいい。7番線の特急はこの後撮影する臨時の「草津・四万92号」。これがまた面白いので、それについてはその時の写真で。
黄色い線の外側にいるセキレイ。セグロセキレイで合ってますかね。鳥さん可愛いから好きだし、それはセキレイもそうなんだけど、でも時折駐車場を走っているセキレイを見ると「お前その翼は何のためにあるの?」と思わないこともない。かわいいからいいけどね。どこぞのタクシー運転手みたいに轢き殺したりはしない(笑)。いやそれが普通なんだよ。
折返し539MとなるA27編成のヘッドライトも点灯。この日に限り4番線からの発車だったとのこと。臨時特急の関係かな?
その臨時特急がこちら。別に臨時の草津・四万だからOM-52(波動用編成)でも珍しいわけではないのだけど、この列車には地味ながらもウルトラスーパーレア要素がある。後から来て後ろも見ずに黄色い線をはみ出す不届きな輩の存在が珍しいのではない。当たり前だよ(笑)
こうなるなら向こうのホームから撮ればよかったなあ、なんて思っても後の祭り。OM-52編成は房総方面の臨時特急以来の再会だった。お久しぶりです。まずうち(房総特急)さぁ…車足りてないんだけど、帰ってこない?ムリだよ(笑)。アレだ、JR東日本のウェルカムバック採用みたいな。だから無茶いわないの(笑)
さて、この列車の面白ポイントだが、
これ。表示器が面白いのではない。「草津・四万」で「東京行」。え、噓でしょ?誤表示?と思ったというのが本音。常磐線ですら臨時は上野発着が中心でしょう?
え、マジで東京行だったんだ。マジか。これはすごい。上野東京ラインに臨時の草津・四万を突っ込む列車があるなんて、実はこれを撮るまで知らなかった。いや時刻表ぐらいちゃんと確認しなさいって話ではあるんだけどさ。だからスマホ落とすんだよ。ちなみにマジレスすると、E257系5500代を撮りたくてうぬうぬしていて東京行ってのを見落としていました。
いつでも房総特急に帰ってきてね~。という訳で、副産物ながらだいぶインパクトのデカい草津・四万92号でした。E257系大好きなヲタクなので、こうして撮れただけでも嬉しいんだけどね。記事にしたくなるし。またどこかで会いましょう。
A33編成の最後尾に乗車。北高崎あたりで眠気が来て、またモハと離れている付随車特有の心地よい揺れも相まって、私さんは爆睡。気が付いたら横川に着いていた。そのまま折返して高崎なんてならなくてよかった(笑)。寝過ごしの実績、ここ1か月だけで何回やってんだって話だからね。
横川では歴史に名を刻む名車のあれが出迎えてくれた。鉄道文化むらも行けたらよかったのだけど、15分程度でSLレトロぐんま横川が出てしまうので割愛。
傾いててごめんなさい。という訳でやってきました横川駅。無論不正乗車はしたくない(だって最長で懲役10年になる重い罪ですよ?)というか普通に不法行為なのでちゃんと降りてます。タバコを吸いたかった以前の問題。
電気機関車「せんいち」くんとディーゼル機関車「菊太郎」くんが迎えてくれた。菊太郎というのはお召し列車の菊の紋章に由来する名前なんだろうか。センスがあっていいなあ。俺のブログのタイトルにも見習ってほしいわ。
という訳で、ようやくこの記事の主役が登場です。この記事の後半はSLレトロぐんま横川乗車編となります。
今回の牽引機と言っていいのかは不明だけど、最後尾は大好きな1053号機。1053号機だから横川まで来たまである。あけぼのでもお世話になり、9月の甲州カシオペア試運転でも撮り、そして今日それ以来の再会となった。1001号機やEF65形501号機の方が人気は高いのだろうけど、1053号機の落成日と私の誕生日が同じということも相まって、私は高崎のELは1053号機派。
さっきまで乗ってきた211系と一緒に。1053号機の最後の晴れ舞台が今回だったのかは不明だが、しかし今日こうして会えて、また1053号機も担当する列車に乗って酒を飲めたのがとても嬉しい。あの頃は飲めなかったアルコール片手持って、って訳だね(=LOVEの「海とレモンティー」の歌詞)。海とレモンティーといえば、今日公開の記事を仮タイトルのまま出してしまった。まあ面白いので放置しておきます。
これね。アンタいくらイコラブが好きだからってそのミスはないだろ(笑)。
話をレトロryに戻す。このような特製のヘッドマークも掲出されていた。かつてはここに「あけぼの」のヘッドマークも掲出されていたのだろう。1053号機、今後どうなってしまうのだろう。この記事が公開される頃には答えが出ている気もするが、どうかどこかに残っていてほしい。
適当で申し訳ないが、軽井沢方を1枚。かつて私が生まれる前は横川から先にも鉄路が続いていた。碓氷峠を鉄道で超えてみたかったなと思うが、まあ生まれる2年前の廃線じゃどうにもなりませんわな。脳内BGM:生きていたんだよな/あいみょん
189系にもまた乗りたいけど、でもN102編成が長野総合車両センターに保存されているだけだしなあ。そう思うと、当時甲府に住んでいた大学生の私が「千葉に帰省するのに」「千葉行あずさ30号(当時)の後続の」189系あずさに乗っておいてよかったのだろう。
それはいつかこの写真を見た時に、あの時に客レに乗っておいてよかったと思う日が来るかもしれないのと一緒だろう。まだまだ1053号機には頑張ってほしいが、どうなることか…。EF65形1105号機のように放置という名の保存をされてほしい。あまり考えたくはないが、もし廃車回送があるのであれば、その時は行きたいと思う。
以前のカシオペア試運転でも書いたが、こちら側の塗装は見ての通りもうボロボロ。まだまだ40年程度の車齢とはいえ、長いこと頑張ってきたのだろう。もう一度綺麗になる日は…来るのだろうか。
車番もしっかり確保。富士電機ってことはスバル車だね!と思ったけど違うみたい。いや知らんけど。そりゃ確かにロクヨンの青ってスバルのWRパールじゃないしな。全く関係ないと思いますよそれ(笑)。
さあさあ乗っていきましょう。旧客の車内から先ほど乗ってきた211系を見る。いずれ211系も遠くないうちにいなくなるだろう。後継の車両は何だろうか、E131系かな。4両と6両ならいけそうだし。E131系の湘南色は絶対にかっこいいので、是非とも見てみたい。
旧客だから栓抜きもある。これなら瓶ビール持参でも安心だね!なんでそうなる(笑)
私が今回乗車したのは「オハ47 2261」3号車だった。2日連続で客レに乗れるなんて、こんなに嬉しいことはない。こうして24系や14系も残しておく価値はあったと思うが、まあそれもそれで沢山のコストがかかるだろうから厳しかったのだろうか。後世に遺すべきもの、まさにレガシィ。24系や14系も青だしね。だからいちいちスバル出すな(笑)。※この人はスバル車のオーナーではありませんが、スバルもいいなって思っています。
さっき撮ったばかりだけど、既にまた乗りたい。最悪高崎→大宮→武蔵野線→蘇我まで私が機関車を運転するので蘇我まででいいから来てくれないかなあ。いやアンタ動免ないしそもそも酒飲んでるからダメだっつーの。
14時15分、定刻で横川を発車。駅員さんや市民の皆さんが手を振って見送ってくださっていたので、私も僭越ながら手を振り返す。見送り・乗客共に笑顔で手を振りあう優しい世界だった。乗っている列車にみんなが手を振ってくれるのがなんか嬉しかった。
高崎までは1時間程度なので、本当に短い時間の乗車となる。それでもローカルなら30分程度の道のりなので、そういう意味では十分に信越本線と客レの旅を楽しめたと思う。
何という名の山だろうか。昨日のレトロぐんま水上とはまた違った車窓がいい。いや来た道を戻っているだけとはいえ、往路寝てましたし。
脳内BGMは玉置浩二さんの田園を流したい。本当にこの日にこの列車に乗れてよかった。前の日にスマホを落としたのも、もしかしたらこういう運命だったのかもしれないと前向きに捉えたい。
車掌さんからの旧型客車についての案内放送で気が付いたのは、確かにご案内どおりエアコンがないということ。確かにないですわ。夏だったら窓全開で楽しかったのかもね。そんな11月17日は余裕で気温が20度を超えていたので、扇風機も稼働していました。京成ユーザーの私は電車の扇風機に見慣れてしまっている(3500形と3600形)ので、別にそこで特段の感動はなかったけれど。
沿線の皆さんが手を振ってくださるので、私も見つけては手を振っていた。心が温まる時間だった。一方で追っかけの撮り鉄の皆さんもこの列車を爆速で抜かして撮っていらして、それは無論皮肉ではなく、本当に撮る側も乗る側もみんなが楽しい時間を過ごしていたと思う。普段何気ない地元の電車の日常を撮って記事にするのもいいが、こういう「乗って楽しい列車」に乗るのもいいものだ。その爆速撮り鉄の皆さんの件を受けて、隣の席の方とも話に花が咲いた。普段通勤用の列車で隣に来た人間となんて話すことはないが、しかし今回は鉄同士、やはり話は盛り上がる。
列車は安中に到着。磯部では1分しか停まらないので、継続して乗る客は降りないように案内放送があった。
ここで注目したいのは、右下の表記。「28-10-28 AT」これは恐らく平成28年10月28日に秋田総合車両センターで何かしらをいじくったということだろう。10月28日は1053号機の落成日でもあり、私の誕生日でもある。なんかこれを見てとても嬉しくなった。
これね。きっと偶然だろうけれど、でもなんか1053号機の落成日かつ私の誕生日でもある日付が刻まれていたのが嬉しかった。
なのでその記念の日付も入れて記念撮影。昨日と同じ服でスマン、でもビジホで朝シャンはしてます。流石に。記念撮影をお願いさせていただいた方には改めて御礼申し上げます。また1053号機の晴れ舞台に立ち会える日を楽しみにしている。
別に1001号機や501号機が嫌だなんて思ってすらいないが、でも今日は1053号機じゃなかったら宿泊費で想定外の出費もしている中で来なかっただろう。正直もう1053号機担当列車には乗れないと思っていたので、こうして今日お世話になることができて本当によかった。禍を転じて福と為す。
なお磯部での5号車ドアの何かしらのトラブル、また安中では1053号機ご担当の機関士さん曰く何かしらの点検での抑止とのことで、若干遅れての発車となった。それだけ乗車時間が延びるので何も気にしていないが、乗務員さんはじめJR社員の皆さんあってのこの列車。いやそれ言ったらどれもそうなんだけど、でも多大なるご苦労があったかと思う。本当にありがとうございました。おかげさまでいい旅になりました。
楽しい時間はあっという間、程なくして列車は終着の高崎に到着。最後に私が乗ってきた席を車外から撮影。なんかキモいのが写り込んでいますね。まあ私なんですけど。
C61は昨日もお世話になったし、きっとこれからもお世話になることだろう。なので今回は1053号機強火でいきます。まさかスマホを落としたことが発端でこうしてまたお世話になれる日が来るとは思わなかった。出費は痛いが、でも一生の思い出になると思う。今日は本当にありがとう。
最後尾「スハフ32 2357」と「横川ー高崎」のサボ。楽しい時間だった。願わくは千葉地区でも客レに期待したいが、まあでも無理なのかな。
お隣7番線には高崎止のローカルが到着。編成はA56編成、さっき高崎で撮った水上行が帰ってきたんだね。なおホームを走り回る不届きな輩が写り込んでいるので、適当にトリミングしてごまかしております。あんた一人で走るのは勝手だけど子供連れてホーム走ってんじゃねえよ。でも、そういう正論を吐く私も育ちが悪いって言われてるからなあ(笑)。
SLレトロぐんま横川号が回送列車としてぐんま車両センターに回送に引き上げていく。この直前で割り込んでくる人種どうにかならんもんかと思いつつ、しかし日曜日に運転される大衆ネタ臨時列車なんてそんなもんかと納得してしまう自分もいる。
1053号機よさらば、また会う日まで。あと1回でいいから1053号機の晴れ舞台を撮りたい。輝いている君を見たい、絶対運用辞めないで。うわキモ!まだいたのか(笑)。だから俺の推しにクソリプすんじゃねーよ。
改めて、今日一番嬉しかったのは1053号機担当の列車に乗れたことだろうか。思えば甲府常駐やそれ以前のあけぼの号でもお世話になってきた1053号機も、おそらく高崎EL廃止と共にお役御免だろう。そう思いたくはないが、でも多分そう。思い入れもあり、また珍しく落成日と私の誕生日が被るこの車両にこうしてまた再会できて本当によかった。
次に会うのはいつになるだろうか。廃車回送ではないと信じたいが、でもそれはわからない。この記事を公開予定の1月にもまだ1053号機がいてくれることを願っている。
また会う日を楽しみに。脳内BGM:探せダイヤモンドリリー/=LOVE
最後に、さきほどBBAに被られた(笑)211系A56編成を撮影。こちらは高崎到着後に入区する回送列車。次に群馬に来る時に1053号機メインということは多分ないが、211系もしっかりと撮っておきたいと思う。
という訳でスマホとPCの充電を済ませたので、夜の高崎駅での撮影にでも行ってこようと思います。長い記事へのお付き合いありがとうございました。
またこの記事の末筆で恐縮ではございますが、高崎のみどりの窓口の駅員さん、乗務されていた車掌さん・機関士さんをはじめ、SLレトロぐんま横川号の運行に携わられた全てのJR社員の皆さんには心から御礼申し上げます。皆さんのおかげで素敵な思い出ができました。本当にありがとうございました。
撮影・乗車・執筆 令和6年11月17日